中腹からの景色
他にも、和歌山の有田市には八王子公園があり、除虫菊の記念石碑が建てられています。僕が子供の頃
には、鬼ごっこをしたり、傍を走る汽車の窓に向かって、どんぐりの実をパチンコで打ち込んだりして
遊んだものでしたが、桜の大木がたくさん植えられた思い出の場所となっています。
その一角には鳥居があって、普段は誰も立ち入ることはありませんが、小さな石社が祀られています。
母親の話では、昭和28年に有田川の洪水があって堤防が出来るまでは、今の3倍くらい広くて、夏祭り
では屋台が立ち並ぶほど賑やかな場所になっていたそうです。
関西にある八王子神社に祀られているのは、出雲で素佐之男(スサノオ)と奇稲田姫(クシイナダヒメ)
との間に生まれた八人の子供です。
八島野(ヤシマヌ)、五十猛(イタケル)、大屋津姫(オオヤツヒメ)、抓津姫(ツマツヒメ)、
饒速日(ニギハヤヒ)、宇迦御魂(ウガノミタマ)、磐坂彦(イワサカヒコ)、須世理姫(スセリヒメ)
は京都の八坂神社にも祀られています。
ヤマタノオロチからクシイナダヒメを取り戻した後に、スサノオが詠んだ、日本最古の和歌がこちら、
八雲立つ 出雲八重垣 妻ごめに 八重垣つくる その八重垣を
古代日本正史で原田常治氏が紹介しているけど、八の字に込められた思いは。。。と想像が尽きないね!